【足せばいいという訳では無い日】
新しいものが好きだ
流行りに敏感とかではない
好奇心が旺盛で
自分が気になったものは
自ら確かめないと気がすまないのだと思う
なんにせよ一回はチャレンジしてみるのは
私のいいところだと思う
そんな私が今日見つけたものが
カツカレー丼
カツカレーではなくカツカレー丼だ
メニューにはこう添えられていた
『カツ丼とカツカレー、奇跡のコラボ商品』
圧倒的ワクワク感
一瞬で心が小学3年生に戻るようだった
好奇心のおもむくままに注文
運ばれてきた料理
容器は丼
イメージで言うと
カツ丼の上からカレーをかけた感じ
カレーはドロドロというよりサラサラで
カレーうどんだしのカレーのような感じ
一口食べる
圧倒的『これじゃない感』
一口で
あのメニューを見たときの
ワクワクは
地べたに叩きつけられた
なんというか
なにかが違うのだ
はっきり言ってカレーが合ってない
おそらくもっとキーマカレーのようなカレーのほうが
カツとじのとじの部分とうまく絡むと思う
そしておそらく
普通のカツ丼がそもそも微妙な味つけだと思った
カツはおそらく揚げたてで
トレハロースではないしっかりした豚肉だった
おそらく答えは出汁
カツ丼の割り下にしては薄味で
風味も軽い気がした
つまりご飯の上に美味しいとんかつが載っているが
そこに薄めの卵とじ出汁汁と
薄めのサラサラカレースープのようなものがかかっている
そんな完成品だった
おそらく両者のバランスを成立させようとしたがゆえに
けっきょく誰にも刺さらないほんのりした味になってしまったのだと思う
とても魅力的な響きだったがゆえに
正直普通に美味しいぐらいの美味しさだったが
ちょっとガッカリしてしまった
しかしこれも好奇心の産み出した副産物
チャレンジしたことに意味があるのだ
おそらくもう二度と頼まないだろう
ありがとう、カツカレー丼
ありがとう、好奇心
また次の好奇心まで
今日も一日、お疲れさまでした。
