今日という一日について

今日はどんな一日でしたか?

2023/06/09(158日目)

【必ずまた戻ってきたい日】

 

今日は朝からヴェネチア

 

ミラノから新幹線で3時間ほど

特にトラブルもないのに

20分ほど遅延

きっとこれがイタリアスタイル

 

到着

ヴェネチア

本土側のメストレ駅と

島側のサンタルチア駅があるから

チケット予約するとき

危うく間違えるところだった

 

ちゃんとサンタルチア駅まで到着

駅出てすぐもう目の前が運河

ゴンドラもたくさん走っていて

テンション上がる

 

しかしここはまだ入口

ぶっちゃけ日本の柳川とか

とそんなに変わらず

テンションもまだまだまあまあな感じ

 

目的のサンマルコ広場まで

徒歩30分

ゴンドラは高すぎで論外なので

水上バスは一回7.5€

一日20€、、、

 

しかも水上バスめちゃくちゃ並ぶ

今回は日帰りでぶらぶらするので

徒歩でいいかと歩き出す

 

後ほどこれをめちゃくちゃ後悔する

ヴェネチアは車がない

徒歩か舟のみだ

川が多いということは

橋が多い

しかもその橋は舟が

通れるようになっている

つまりめちゃくちゃ登る

足元はボコボコの石畳

 

正直これは徒歩ではない

登山である

 

大人しく水上バスを選択するべき

だったと反省

登山が好きな方は徒歩もオススメする

 

とは言いながら水上バスではいけない

細い路地や色々なお店を見ながらの

お散歩は楽しい

だんだんテンションがあがる

 

まずはリアルト橋へ

ヴェネチアの中でも

比較的北部にあり

先住民が住みやすかった為に

最初に出来た主要の橋とのこと

 

リアルト橋近くの市場が

めちゃくちゃ良くて

ヴェネチアの海鮮や

スパイスやフルーツなどが売られていた

 

どこの観光地でも市場やマルシェは

活気があってみていて楽しい

 

次に最近インスタやTikTokで有名な

本屋へ

浸水した本で出来た階段が

めちゃくちゃ映え

 

本屋なのに誰も本を買わずに

写真撮るために並んでいる

しかし並ぶ価値のある景色だった

 

私は絵葉書とマグネットを購入

普通にエロ本も売ってて

イタリアの文化研究のため

買いたかったが空港で

引っかかりそうで断念

 

しかしながらこの本屋は

素晴らしい本屋だった

いい景色を観た

 

途中でピザを食べる

何気にイタリア初ピザであったが

これがめちゃくちゃ美味しい

 

全然愛想のない職人の

小さいピザ屋だったが

日本のピザというのよりは

耳がフォッカチオみたいになっていて

一切れなのに食べごたえのあるピザだった

 

そしてそのまま歩いて

いよいよ目的地

サンマルコ広場

 

もう絶景である

言葉にできない

本当に美しかった

これを観たくてヴェネチアまで来た

 

広場から海側を向いて

二本の円柱を見ながら海面を観る

 

これが観たかった

小学生の時に

ポケモンラティアスの映画で観てから

ずっと憧れていた

いつか来てみたかった景色

それを実際に本物を

自分の力で観ることが出来た

 

めちゃくちゃ感動した

生きていてよかったと思った

この感動は一生覚えていると思う

 

その後教会などを

見学するつもりだったが

めちゃくちゃ並んでいて

思わぬ登山で疲れていたのもあって

帰路へ

 

新幹線の時間まで5時間くらいあるので

どうしようかなと考えていると

無料開放されている教会が

中へ入って

見学しながら休憩

 

全然予習していなかった教会だったが

すごく色々なことを考えた

 

何百年も前から

こんなに過酷な自然のなかで

生活して

皆で支え合って共同生活を

行ってきた人々がいるんだなと

きっとその人も

毎日の生活のなかで

色々なことがありながら

この教会へ通い

祈りを捧げていたのだなと

 

そう思うと

私も今回自分の意志で

仕事を辞めて

旅行を計画し

自分で手配し

そしてここまで自分の足で

やってきた

 

きっと時代は変われど

その頃と人々と

いまの私って

そんなに大差なくて

何千年という歴史のなかで

いまの自分が生きる

60年ぐらいって

ほんのちっぽけなものだなと

だからこそこうやって

自分がやりたいと思ったことは

やらなきゃダメだと

そう思った

 

他の誰かに合わせるのではなく

他の誰かより優れたことをするのではなく

自分が感じたことをやろう

自分の自分は自分だ

 

そんなことを考えた

すると不思議と元気が湧いてきて

ちょっと歩き疲れたけど

また17時間フライトに耐えて

何十年後かにヴェネチアに来るよりは

いま頑張ろうと思って

頭が回転し始めた

 

とりあえずサンマルコ広場に戻ると

塔を発見

そういえばこの塔は登りたかったなと

教会よりは短い行列へ並ぶ

 

するとこれが大当たり!

塔の上からの景色が

絶景である!

 

感動したのは地上から円柱を観た景色だが

最も美しかったのは

この塔の上からの景色である

 

塔は四面あり

海側、本土側、住居側二面

と四面それぞれ違う景色を見せてくれる

そのいずれもがめちゃくちゃ美しい

 

やはりチャレンジをすると

こうやって思わぬいいことが

起こるものだ

 

そう考えていると

時刻を知らせる

鐘が鳴り響いた

島中へ響くような音だった

 

しばらく塔の上で

流れる景色を眺めた

運河を走る舟たち

 

大きな客船から小さな個人舟まで

見ていて飽きない

この景色はここでしか見られない

素晴らしいものだ

この景色だけは

死ぬまでにもう一度見に来よう

そう決めた

 

塔を降りて駅へ向かう

駅の近くの公衆トイレ前は

怪しい路面店が並んでいる

 

ヴェネチアが気に入りすぎて

Tシャツが欲しかったので

怪しいと思いつつ交渉

 

つたない英語ながら

15€を12€に値切ることに成功!

約500円お得!

優しいお兄さんだった

 

なおこのあとリュックの

普段使わないファスナーが空いていて

髭剃りが自分が入れた場所ではない

別の場所に入っていた

 

一応リュックの中身を確認したが

特に被害はないようだった

あのお兄さんの仕業かはわからないが

3€の為にもっと貴重なものを

失うところだった

交渉はほどほどにしようと思った

 

帰りの新幹線までまだ時間があるので

駅近くのケンタッキーへ

 

ここはジュースが注ぎ放題で

トイレもキレイだったので

オススメする

穴場だった

 

駅の近くでナイキショップを発見

なぜナイキ、、、?と思ったが

この歩き疲れた足

一瞬頭の中をよぎる

もっといい靴なら疲れないのでは、、、?

の考え

見事なブランディングである

あそこにナイキを

出店したプロデューサーは天才だ

 

今回私はバックパック1つで

30歳男性一人

スニーカーだったがこのキツさである

 

老夫婦、キャリケース、ベビーカー

赤ちゃん連れ、ヒール

みんなしんどそうだった

 

旅行は体力勝負である

定年後の老後の楽しみだと

楽しむ元気がないかもしれない

 

いつか行こうと思っている人は

特にヴェネチア

今すぐ行くべきだと個人的には思う

体力があるほうが楽しめる街だった

 

体力に自身のなかったり

お子様が小さい場合は

本土側のメストレ近くに

ホテルをとり

そこからヴェネチア側へ

遊びに来たほうがいいと思う

 

そのほうが手荷物も少なくて済むし

疲れたらすぐに帰れるので楽だ

自身の今後を含めて

記録に残しておく

 

それでもまだ帰りの新幹線まで

時間があったので

散歩しながら

前日に食べたパスタが忘れられず

パスタ屋さんを探す

 

ふらふら探して

良さげな店に飛び込む

 

シーフードスパゲッティを頼んだところ

見たこと無い量のパスタが!

20個ほどのムール貝

エビとカニとホタテと、、、

もう最高に贅沢だった

 

そして味もめちゃくちゃ美味しい

いままで食べたパスタは

なんだったんだというレベルで美味しい

しかもこれで16€

 

おそらくそんなに観光客向けの

お店ではないのか

店長のノリがいいのかわからないが

ジュースやチョコまでサービスしてくれて

名刺までくれて

本当にフレンドリーな

最高のお店だった

 

このお店も二度と忘れない

ありがとう

 

そしてようやくミラノに帰還し

ノリで良くも悪くもないポキ丼を食べ

やや後悔し

ホテルへ帰宅

 

今日は最高の一日だった

 

この旅行に来て

毎日が刺激的で

素晴らしい日々だが

今日は本当に素晴らしかった

 

死ぬまでに絶対にまた来たい

と思える場所だった

 

そしてまた来れるように

帰国したら仕事がんばって

貯金たくさんしようと決意した

 

いつまでも変わらない

ヴェネチアの景色に乾杯

 

今日も一日、お疲れさまでした。